新築分譲マンションに入居してすぐに被害に遭うケースが特に目立ちます。 |
まず、以下のように、販売(勧誘)する目的を告げず、「24時間換気システムの説明です。」などと、あたかも、マンションの管理会社からの関係であるかの如く説明をして訪問してきます。 |
↓マンションの管理会社関係の業者と思い、中へ入れると、、 |
以下のような、ウソ(不実告知)の説明をして、不安感を煽ります。 |
「マンションは気密性が高く、よほど、気をつけて換気をしないと、すぐにカビが生えてきます。24時間換気をしても、十分ではありません。特に、浴室は湿気が多く、カビが生えやすい場所です。」 |
「一旦、カビが生えてしまうと、広がるのは早く、他の部屋まで広がる恐れがあります。いくら掃除をしても、根付いたカビが完全に無くなる事はありません。」 |
「カビの胞子は、喘息やアトピー・アレルギーの原因になり、健康によくありません。新築の今のうちに、防カビコーティングをしておけば、安心です。」 |
「また、防汚コーティングも一緒にしておけば、お掃除も楽になります。」 「特に、キッチン廻り、蛇口・レンジフード・グリルなどは、汚れがたまり安く、たまった汚れは、簡単に落ちません。ハウスクリーニングを頼むと○○万円くらいかかります。」 |
「しかし、今のうちに防汚コーティングをしておけば、汚れもつきにくく、掃除も簡単です。長い目で見れば、安上がりです。」 |
「この機会にクロスもコーティングしておけば、汚れ・臭いがつきにくくなり、長持ちします。」「通常、○年くらいで、クロスの張替えが必要になりますが、クロスの張替えをすると、○○万円くらいかかります。この点、クロスコーティングをしておけば、長持ちしますし、保証期間もあるから安心です。」 |
「このマンションに入居された方は、皆さん契約して対策しています。」 |
「防カビコーティングは、新築の今、しておくのが一番効果がある。」 |
「今なら、他のお宅の工事とまとめてできるので、金額も安くなる。」 |
「トイレと脱衣所のクロスコーティングは、サービスでやります。」 |
↓などと、コーティングを勧められます。 |
「他の入居者も契約しているのなら仕方がない」「うちもお願いしよう」と思い、契約することになった。その日のうちに工事が始まり、わずか数時間で作業が完了した。 |
しかし、 |
契約に違和感を感じ、マンションの管理人に聞いてみたところ、管理会社とは全く関係がなく、他の入居者が契約したという話しも聞いていない、とのことだった。 |
おかしいと思い、電話やハガキでクーリングオフを申し出たところ、 |
クーリングオフを妨害されたり、工事代金を請求されるケースがあります。 |
「既にコーティング工事が終わっているので、工事代金が発生している」「クーリングオフしたとしても、既に施工した分は払ってほしい」と言われた。 |
「工事は商品とは違ってクーリングオフの対象外。工事代金の支払いがない場合は、法的手段を取るかもしれない。」とウソを言われた。 |
クーリング・オフの通知書を送ったものの、宛先不明で戻ってきてしまった。 |
担当者に電話でクーリングオフを申し出たが、電話の際には「こちらで手配しておきます」との返答だったが、その後、工事予定日の連絡がきた。
「クーリングオフしたはずだ。」というと、「クーリングオフの通知は受け取っていません。」「クーリングオフの通知は出したのですか?」 「出していないなら、既にクーリングオフ期間は過ぎているので、クーリングオフはできません。」と言われた。 |
このように |
業者側は、管理会社の関係者を装ったり、無料点検を装うなど、本来の勧誘する目的を告げずに訪問してくる事が多く、また、事例のように、不実の事を告げて、不安感を煽ったり、「今だけ。」「今なら。」「特別に。」等と言って、その場での契約を迫ります。さらに、「解約はできない。」などとクーリングオフを妨げることもあります。 |
しかし、 |
不実告知やクーリングオフ妨害行為があったとしても、後日その事実を証明することは困難です。 |
クーリングオフ期間が過ぎてしまえば、 |
クーリングオフ期間が経過してしまうと、クーリングオフ制度の利用は困難となります。 |
クーリングオフは、1分・1秒でも期間が経過してしまえば、特殊な事情のない限り、行使できなくなります。担当者の口約束をあてにすることなく、手遅れになる前に専門家に依頼する事をお奨めします。 |
クーリングオフは、トラブル防止のため、内容証明郵便で行うことが最適です。 |
訪問販売のクーリングオフ手続き代行はここから |