まず、以下のように「点検」などと称して、勧誘目的を秘して訪問してきます。 |
「無料で点検をしています。」 |
「家屋調査に来ました。」「シロアリの点検です。」 |
「県から依頼を受けている業者です。シロアリに関する無料点検をしています。」 |
そして、点検を終えると、以下のような、ウソ(不実告知)の説明をして、
家屋に危険が存在する旨を告げ、切迫感・不安感を煽ります。 |
「空気の穴が開けてないので、風の通り道がない。だからカビが多い。」
「消毒をしておかないと、シロアリにやられる。」 |
「シロアリが大分柱の奥の方まで食い込んでいる。」
「このままにしておくと危ない。」
「強い風が吹いたり、地震があったらこの家は倒れます。」
「一日でも早くシロアリ駆除工事と、床下防カビ工事をする必要がある。」 |
床下にもぐってしばらくすると、腐った木屑を見せながら、
「シロアリが食った跡があります。シロアリ駆除をしましょう。」 |
床下を診て、「床下が湿っていますね。このまま放置すると、木の柱が腐ってしまいます。それに、シロアリが好む環境ですので、床下換気扇を取り付けて、乾燥を保った方がいいですよ」 |
↓そして、今なら値引きできるなどと称して、その場で契約を迫ります。 |
承諾も無く家屋へ上がりこみ、床下などを点検すると、
金額の明示もなく、勝手に工事を始め、
工事が終わってから初めて契約書類を出して、サインを求められた。 |
「組合に出す書類に印を押してもらえば安くなります。」と偽って、
契約書である事を告げずに契約書に署名・押印をさせ、
契約の成立を主張する場合もあります。 |
↓しかも、 |
「必要ない。」「お断りします。」等と言って、断っても、執ように勧誘するなど、迷惑を覚えさせるような仕方で勧誘します。 |
「年金生活でお金がないから。」と言って断ったにも関わらず、執拗に勧誘するなど、その財産状況に照らして不適当と認められる勧誘を行うこともあります。 |
消費者が、認知症などで判断力が不足していることを知りながら、これに乗じ、契約を締結させるケースもあります。 |
↓また、契約の際には、 |
「絶対に解約しないで欲しい。」などと、念を押したり、 |
「解約はできない。」などと、不実のことを告げることもあります。 |
おかしいと思い、電話やハガキでクーリングオフを申し出たところ、 |
クーリングオフを妨げたり、契約維持を強要するケースがあります。 |
すぐに業者に電話を入れ、クーリングオフを申し出たが、「担当者がいないのでわからない。」と言われ、連絡が取れない状態が続いた。
しばらく経ってからようやく連絡が来たものの、「既にクーリングオフ期間も過ぎているので、解約はできない。」と言われた。 |
「既に消毒した分の工事代金は払ってもらう必要がある。」「暑い中、床下に潜って作業をしたのだから、その分はちゃんと払って欲しい。」と支払いを請求された。 |
消毒作業は商品とは違って、返品できるものではない。クーリングオフの対象外なので、契約解除に応じられない。支払いのないときは法的手段を取る」とウソを言われた。 |
「きちんとシロアリを駆除しておかないと、お宅がシロアリの発生源となる。近所にシロアリが拡散して、被害が出てしまってからでは手遅れになる」 |
クーリング・オフのハガキを郵送したにも関わらず、「これから消毒を開始します。」と訪問してきた。 |
担当者に電話でクーリングオフを申し出た。電話の際には「こちらで手配しておきます」との返答だったが、その後、工事予定日の連絡がきた。
「クーリングオフしたはずだ。」というと、「クーリングオフの通知は受け取っていません。」「クーリングオフの通知は出したのですか?」 「出していないなら、既にクーリングオフ期間は過ぎているので、クーリングオフはできません。」と言われた。 |
このように |
業者側は、無料点検を装うなど、本来の勧誘する目的を告げずに訪問してくる事が多く、また、事例のように、不実の事を告げて、不安感を煽ったり、 |
「今だけ。」「今なら。」「特別に。」等と言って、その場での契約を迫ります。さらに、「解約はできない。」などとクーリングオフを妨げることもあります。 |
しかし、 |
不実告知やクーリングオフ妨害行為があったとしても、後日その事実を証明することは困難です。 |
クーリングオフ期間が過ぎてしまえば、 |
クーリングオフ期間が経過してしまうと、クーリングオフ制度の利用は困難となります。 |
クーリングオフは、1分・1秒でも期間が経過してしまえば、特殊な事情のない限り、行使できなくなります。担当者の口約束をあてにすることなく、手遅れになる前に専門家に依頼する事をお奨めします。 |
クーリングオフは、トラブル防止のため、内容証明郵便で行うことが最適です。 |
訪問販売のクーリングオフ手続き代行はここから |