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よくある勧誘 その2
*居住用マンションの押し売り・訪問販売は、新築分譲マンションの他に、
 中古マンションマンションのリノベーション物件の場合もあります。
続き
2日後、約束の時間になり、担当者が改めて自宅にやって来た。

「先日の条件で探しましたら、いい物件が見つかりました」

「他からも購入の申込があったのですが、○○様のために、特別に物件を押さえておきました。これからその物件を見に行きましょう」

と言われ、物件を見に行くことになった。
見に行く途中、ATMに立ち寄り、手付金を下ろすよう指示された。
目的のマンションに到着し、マンションの一室に案内され、説明を受けた。

先日、自分が示した条件とはいくつか異なっていたが、担当者は気にする風でもなく、

「駅から少し離れている?なあに、かえって運動になります」
「自転車で通えば健康にもいい」

「車の音が気になる?問題ありません」
「たまたまこの時間だけです。この程度はすぐ慣れますよ」

などと、強引に「条件にぴったりですよね」を繰り返した。

物件の内見が終わると、「詳しい説明をします」と言われ、そのまま営業所に移動することとなった。
営業所に案内されると、再び契約の話しが始まった。

「条件にピッタリの物件が見つかって、本当によかったですね。○○さんの条件どおりの物件ですから、大丈夫ですね?」

「既に他からも購入の申し込みが来ていたのですが、○○様が購入されるということで、○○様を優先して断っておきました」

「それでは早速契約の手続きに入りましょう」

などと、まだ買うとも言っていないのに、マンションの購入手続が始まってしまった。

慌てて、

「いや、マンション購入はやはり辞退したい」「まだ買えるほどの収入は無い」と告げて契約を断ろうとしたところ、担当者の態度が硬化し、

「先日の話と違うじゃないですか」

「あなたが 「条件を充たすマンションなら購入してもいい」 と言ったからこそ、我々はこうやって、経費と人件費をかけて動いているんです」

「あなたが、真剣に購入を考えている、条件を充たす物件なら欲しい、というから、他の方からの申し込みを断って、物件を押さえておいたんですよ」

「この件は既に動き始めているんです。あなたのために、もう色々な人が動き始めているんです。各関係先にも、当社の信頼に基づいて動いてもらっているんです」

「ローンについても、当社の信頼に基づいて、内々に銀行に打診してあるんです」

「どうやってこの責任を取るつもりなんですか?」

「他からの申し込みを断ったことで、数千万円の損害が発生しているんです。そちらがそのつもりであれば、損害賠償を請求してもいいんですよ?」

「今日は最初から断るつもりで、断る口実探しに、我々に案内をさせたんですか?」

などと強い口調で非難されてしまった。


強い口調で言われ、萎縮してしまったものの、

「今の収入ではマンションは買えない」「住宅ローンを払っていく自信がない」「両親にも相談したい」「将来、転勤するかもしれない(実家に帰る予定)」などと弁解して、必死に契約を断ろうとした。


しかし、担当者からは、

「わかりました。それではこうしましょう」

「まずはローンの仮審査にかけますので、この書類に記入して下さい」

「もし住宅ローンの審査に通らなかったら、この話しは無かったことにしましょう」

「月々のローンといっても、今の家賃と大して変わらない金額ですから、今現在、毎月払い続けている金額を、払えない訳はないですよね?」

「それに、無駄な飲み代や、趣味のお金を節約すれば、貯金も出来る筈です」

「それでも不安なら、残業を増やしたり、アルバイトをすればいい。そして、まとまった貯金ができたら、ローンの繰上げ返済をすればいい」

「繰り上げ返済の楽しみがあれば、仕事にも張り合いが出来る筈です。要は、貯金だと考えればいいんです」


「それに、もし住宅ローンの支払いが苦しくなっても、賃貸に出せば大丈夫です。その時は、当社が責任を持って入居者を募集しましょう」

「この物件であれば、賃貸に出せば月15万円程度の家賃が見込めますから、月々のローン代金を払っても、むしろお釣りが来ます」

「もし、どうしても支払いがきついときは、15万円で賃貸に出して、ローン代金との差額を利用して、自分は安い部屋に住めばいい。そうすれば、僅かな負担でこのマンションを自分の物にできます」

「それに、このマンションは駅近の優良物件ですから、例えば、20年後に中古マンションとして売りに出したとしても、少なくとも2000万円ほどで売れる筈です」

「立地の悪いマンションですと、20年後の資産価値は激減しますが、この物件は駅近の好立地、優良物件ですから、大丈夫です」

「この物件だからできる計算です。他の物件ではこうはいきません。人気物件ですから、1週間後には、もうこの物件は売れてしまっているかもしれません」

「人生に対する先行投資、要するに、貯金をすると思えばいいんです。今までどぶに捨ててしまっていた家賃を、資産として残すことが出来るんです」

「今すぐ住むつもりがなくても、このチャンスを逃すべきではありません。もし今すぐ住む予定が無いなら、それはむしろ好都合です」

「新築物件として賃貸に出せば、最初の10年間は高い賃料で貸せますから、最初の10年間は、高い賃料で賃貸に出して、賃料収入を得るといい」

「10年経って、必要になってから、このマンションに自分で住めばいい」

「今は定期借家契約と言って、賃貸に出したとしても、予め入居者に退去してもらう時期を決めておくことが出来るんです」

「賃貸に出せば、他人の払う賃料で、一生モノの不動産が手に入るんです」

「・・わかりました。本当は手付金として300万円ほど必要なのですが、特別にお願いして、50万円で済むように交渉してみましょう」

などと、長時間の勧誘が続いてしまった。



途中、食事を取る時間も無いまま、営業所での勧誘は深夜にまで及んだ。

そのうち、

「いまから重要な事項を説明します」

「担当が変わりますから、説明をきちんと聞いて下さい。説明を聞き終わったら、「説明を受けました」という欄にサインして下さい」

などと言われ、免許証のようなものを見せられながら、説明が始まった。

書類にサインしないと、とても帰れる状況ではなかったため、仕方なく書類にサインした。

そのまま、説明書以外にもいくつかの書類にサインを求められ、ようやくこの日の話しは終わった。

既に夜遅い時間だったため、担当者に自宅まで車で送ってもらった。
数日後、担当者から住宅ローンの仮審査に通ったとの連絡があった。

「ローンが通らなければ断れるかもしれない」と期待していたものの、ますます契約を断り辛い状況に陥ってしまった。

「やはり契約をキャンセルしたい」 と担当者に申し出たものの、その日のうちに担当者が自宅にやってきて、再び説得をされてしまった。

クーリングオフを申し出たものの、

「営業所で申込みをしているので、クーリングオフはできない」

「もう物件も押さえてあるし、ローン会社にも話しを通してあるので、どうしてもということであれば、違約金を払ってもらうことになる」

「違約金は3000万円の20%ですから、600万円の違約金を今すぐ現金で払ってもらうことになる」

などと言われてしまい、解約を認めてもらえなかった。
その後も何度か担当者が自宅を訪れ、
求められるまま、源泉徴収票や印鑑カード、委任状を渡してしまった。

ローンの面接の日程なども決められ、ますます話が進んでしまった。

いまからでも契約を断りたいが、話しがかなり進んでしまい、
損害賠償や違約金を請求されそうで不安。
どのように対処すればよいのか。
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確実なクーリングオフ手続き代行サービス
当事務所は、不動産解約の専門事務所であると共に、
宅地建物取引士資格を有する不動産取引の専門家です。
クーリングオフ解約代行業務18年以上。6000件の解約実績。
マンション経営・不動産投資・マンションの押し売り・訪問販売など、
不動産解約の専門事務所として豊富な経験があります。
不動産解約は、専門性が重要です。
遠くても 「実績・経験豊富な」 専門家であることが重要です。
クーリングオフ手続代行は、日本全国対応 の クーリングオフ専門事務所 で
行政書士は、法律上の書面作成代理権がありますが、行政書士の全てがクーリングオフ・悪徳商法関係の業務を扱っているわけではありません。

遠くても「実務経験の豊富な」専門家ということです。

当事務所は、悪徳商法を扱って既に18年以上、これまでの取扱件数は、6000件を越えます。法律と実務は異なる点が多々あります。実務経験の浅い場合、思わぬトラブルを招く可能性があります。

事実、当事務所は、他府県の行政書士からの紹介者が非常に多いのが特徴です。
また、特定商取引法の主管官庁たる経済産業省からの協力依頼の要請もあります。

面談しないと不安な方は、お電話を頂ければそのような不安は払拭されると思います。
また、代行の依頼の流れをご確認頂ければ、安心して依頼できると思われます。
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