相談事例 1 |
自宅に、担当者が「知力診断」と称して訪問してきた。「教材のセールスではありませんから。」とのことで、安心して2歳になる娘の知力診断をしてもらった。 |
後日、「結果をお持ちします。」と電話があり、診断結果をもって訪問してきた。 |
担当者からは、「同じ年頃のお子さんと比較して、知力に若干、遅れが見られます。」「この頃の知力形成は、以後の成長過程にも重大な影響をえることになります。」などと不安をあおるような説明を受けた。 |
担当者は続けて、幼児教育教材の勧誘を始めた。
「お子さんの将来は、あなたにかかっている。あなたがお子さんの将来を考えてあげなくて、誰が考えてくれるんですか?」
「幼児教材といっても、何でもいいわけではありません。幼児教育にこれだけ精通した教材は、当社独自のものです。できないお子さんは1人もいません。」
などと主張して、幼児教材を購入するよう勧めてきた。 |
値段(70万円)を聞いて驚き、「主人に相談しなければ決められない」と断ると
「値段なんか気にしていちゃダメ。」
「今の時期がお子さんにとって一番重要な時期なんです。」
「それに、皆さん、一括で払うお宅なんかありませんよ」
「月々、1万円ちょっと。奥さんのお小遣いで十分払っていけます。皆さんそうしてます。ご主人には、いつでも止められる幼児英会話教室と言っておけば大丈夫。」
などと言われた。 |
担当者が訪問してから、既に数時間が経過し、断る気力も薄れてきた頃、
「とりあえず、ここにサインをしておいて下さい。」
「あとから止めることもできます。後日、返事を頂ければ結構です。」
と言われた。
とりあえず、サインをすれば帰ってくれると思い、申込書にサインをしてした。 |
数日後、販売店へ電話をして、「やはり、要りません。」と申し出たところ、
「担当者に、伝えておきます。」とのことだった。
クーリングオフすることは伝えたし、そのままにしていた。 |
しばらく経ってから、ダンボールに入った幼児学習教材が、自宅にいくつも届いた。慌てて販売店に電話をしたところ、
「クーリングオフなんて聞いていません。」
「クーリングオフの書面も届いていません。」
「クーリングオフ期間が過ぎたので、クーリングオフはできない。」
の一点張りだった。 |
相談事例 2 |
突然、電話がかかってきて、「幼児英会話教材のサンプルを無料でお送りしています。」と住所を聞かれた。無料とのことだったので、住所を答えた。 |
数日後、無料サンプルが届き、3歳の子供に試してみたところ、興味をひき、悪くは無いとは思った。 |
さらに数日後、商品の説明と称して、担当者が訪問してきた。 |
しかし、子供英会話教材の値段は50万円近くすることがわかり、躊躇していると、
「これからの時代は英会話は絶対必要。」
「この英語システムなら絶対に話せるようになります。」
「内緒ですが、○○さん宅のお子さんも、これを使っているんです。」
「今のうちからやると、他の子に差をつけることができます。」
「英語力はお子さんの財産になりますよ。」
などと説明が続いた。30分の説明のはずが、2時間に及んだ。 |
「夫に相談しないと決められない。」と言って断ろうとしたところ、
「ローンがあるので大丈夫。」
「月々1万円程度です。この程度の金額なら、ご主人に相談するほどの金額ではないし、お母さんが考えてあげないと。」
などと、さらに粘られ、一向に帰る気配をみせない。
根負けし、「夫に聞いてダメだったら、断ってもいい」という約束で、契約書にサインした。 |
その後、夫になかなか言い出せないままでいたが、
一週間してようやく夫に教材の話をした。しかし、やはり猛反対された。 |
翌日、販売店へ、断りの電話を入れた。
しかし、「クーリングオフ期間は、過ぎている。」と言われてしまった。
夫が猛反対していることも告げたが、「ご主人の承諾がなくとも契約は有効です。奥さんは未成年者じゃないんだから。」と言われ、解約に応じてくれることはなかった。 |
電話やハガキでクーリングオフを申し出たところ、 |
クーリングオフを妨げたり、契約維持を強要するケースがあります。 |
担当者に電話でクーリングオフを申し出たところ、担当者は「わかりました。それではこちらで手続しておきます」との返答だった。
しかし、しばらく経ってから商品の段ボール箱が大量に届いてしまった。 |
すぐに業者に電話を入れ、クーリングオフを申し出たが、「担当者がいないのでわからない。」と言われ、連絡が取れない状態が続いた。
しばらく経ってからようやく連絡が来たものの、「既にクーリングオフ期間も過ぎているので、解約はできない。」と言われた。 |
クーリングオフ期間が過ぎてしまえば、 |
クーリングオフ期間が過ぎると、クーリングオフ制度の利用は困難となります。 |
クーリングオフは、1分・1秒でも期間が経過してしまえば、特殊な事情のない限り、行使できなくなります。担当者の口約束をあてにすることなく、手遅れになる前に専門家に依頼する事をお奨めします。 |
クーリングオフは、トラブル防止のため、内容証明郵便で行うことが最適です。 |
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