よくある勧誘事例 無料着付け教室のケース |
4ヶ月間の無料着物着付け教室を受講したところ、 |
授業カリキュラムの一環で、参加しないと修了証がもらえない必修課目であるセミナーということで、生徒全員、バスで、京都の西陣にある帯の織元へ見学に行った。 |
午前中は、「帯の価値を知る」と言うことで、職人さんの話を聞いた。 |
午後は、「コーディネートの勉強」と言うことで、全員、帯を巻かされ、次々に小物も合わされていった。そのままの流れで、「お似合いですよ。」「今日は呉服屋の半値で買える。二度とこんな帯にはお目にかかれない。」などと、店員や講師、教室の担当者に囲まれて勧誘が始まった。 |
結局、夕方までかんづめ状態の勧誘が続き、根負けして契約をしてしまった。 |
しかし、後日、調べたところ、呉服店・デパートの販売価格と比較して、決して安いものではなかった。 |
しかし、受け取った書面には、「クーリングオフの対象外である」との記載があり、解約を申し出たが、解約はできないと言われた。 |
このように、バス等で遠方の場所(工房・工場・卸問屋・店舗・事務所内展示場など)へ連れて行かれ、かんづめ状態で、複数の店員等に囲まれて強引な勧誘を受け、自由に帰れない状況に困惑し、根負けして契約をしたというケースが目立ちます。 |
よくある勧誘事例 展示会販売のケース |
その1 |
無料着物着付け教室に参加して4ヶ月経った頃、 |
結城紬の展示会がある、とのことで、通常通りの授業だと思い参加した。(販売会が同時開催とは知らされてはいなかった) |
伝統工芸師の方の実演や説明の後、展示品を自由に見てくださいという事になり、先生達から、「あてて見るだけでも参考になるから」とすすめられ、試しにあててみてもらった。 |
「お似合いですね」「もしかすると、値下げしてくれるかもしれないです。」と言って、頼んでもいないのに、業者の方を呼び、値段交渉が始まった。 |
展示会は数日あるし、高額なので考えたい、と伝えると、 |
他の先生も加わり、「絶対お買い得よ。」「一生物だし、卸だから百貨店・呉服店より25万円も得。」などと押し切られ、契約をすることになってしまった。 |
その2 |
通っていた着付け教室から着物の新作発表会があるから見に来てほしいと、電話があり、見に行くだけならと思って行きました。 |
展示会場をひととおり見て回った後、「あなたに一番似合う着物を見つけてあげます。」といわれた。 |
担当者がいくつか着物を持ってくると、「もしプレゼントされるとしたら、どれがいいですか?」と聞いてきた。 |
なんとなくその中の1つを指すと、「是非これをあなたのものにしませんか?」などと勧誘が始まり、断ってもなかなか帰してもらえず、着物教室の本社で契約してしまった。 |